フラッグフットボールの起源

現在では「楽しくて安全なスポーツ」として知られるフラッグフットボールは、いまや世界中で人気を博していますが、このスポーツには興味深い歴史があることをご存じでしょうか。
その起源は第二次世界大戦中にまでさかのぼります。当時、アメリカの軍人たちは「タッチ・アンド・テイル」と呼ばれるバージョンのフットボールを基地内で楽しみながら、体力を維持していました。
この初期の頃のルールは、戦時中にケガを防ぐことを目的に設計されていたのです。戦後、退役軍人たちがこのスポーツをアメリカ本土に持ち帰り、現在のフラッグフットボールへと進化していきました。
■軍の基地から地域の公園へ
フラッグフットボールは軍の基地から大学キャンパスや地域の公園へと広がり、その人気は急速に高まりました。1940年代には、アメリカ各地の大学で定番のレクリエーションとして親しまれるようになり、楽しくて安全なスポーツとして学生たちの間で浸透していきました。このスポーツの魅力は柔軟性にあり、人数やフィールドの大きさに応じて自由にアレンジできるため、ちょっとした空き地があれば誰でも楽しめるのです。
■「偶然の発明者」ポーター・ウィルソン
フラッグフットボール誕生の裏には、体育教師ポーター・ウィルソンの存在があります。1950年代、ウィルソンは体育の授業で男子生徒たちが荒っぽいタッチフットボールをしているのを目にしました。ある日、生徒のシャツが破れてしまったことをきっかけに、彼は「タックルの代わりにフラッグを使ってはどうか」とひらめきました。
最初はハンカチをポケットに入れて、それを引き抜くルールにしていましたが、やがて現在でも使われている「フラッグ・ア・タグ」ベルトとフラッグを考案しました。ウィルソンのこのアイデアは、ゲームをより安全にするだけでなく、接触なしでも競争心を維持できる、より躍動的なスポーツへと進化させたのです。
■フラッグフットボールが女性に力を与える
近年注目を集めているのが、フラッグフットボールが若い女性に与える好意的な印象です。全米では14の州が女子フラッグフットボールを高校の公式競技として認定し、多くの州が試験的なプログラムとして実施しています。
女子向けリーグや大会、さらには女子選手向けの全国合同トライアウト(コンバイン)を開催し、大学奨学金のチャンスを提供しています。
お子さんがこれから始める段階でも、すでに経験者であっても、フラッグフットボールにまつわるこうしたストーリーを知ることで、より深い理解と愛着を持ってこのスポーツに関わることができるでしょう。
次にサイドラインで声援を送るときは、偶然の発明者や戦時中の起源に思いを馳せてみてください。
※掲載写真は保護者同意のもとで掲載しています。
引用:https://gridironfb.com/blogs/news/the-unlikely-origins-of-flag-football

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